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2008.5.26

第13回山梨科学アカデミー賞奨励賞授与式・受賞講演

小菅信子教授(法学部政治行政学科)
「戦後平和構築、和解、記憶の紡ぎなおしについて」


5月26日月曜日、ベルクラシック甲府において第13回山梨科学アカデミー賞奨励賞授与式・受賞講演ならびに特別講演(主催:山梨科学アカデミー)が開催され、法学部政治行政学科・小菅信子教授がアカデミー奨励賞の受賞講演を行った。

山梨科学アカデミー賞及び奨励賞は、山梨県内における科学技術の振興及び人材の育成を目的に、社団法人山梨科学アカデミーによって創設された。山梨県に関わりを持ち学術研究・技術開発及び教育等の分野において著しい実績を挙げた個人又はグループ、優れた成果を収めた個人又はグループが表彰されている。

今年度は山梨学院大学法学部政治行政学科・小菅信子教授、山梨県総合農業技術センター・外川高雄主任研究員、山梨大学大学院医学工学研究部・河野浩二准教授、山梨大学大学院医学工学研究部・柳田藤寿教授の4名が奨励賞に選ばれた。

受賞講演で小菅信子教授は「戦後平和構築、和解、記憶の紡ぎなおしについて」をテーマに、河野浩二准教授は「新規癌抗原を用いた癌ワクチン療法の開発」をテーマに壇上に上った。
授与式・受賞講演後には特別講演会が開催され、京都大学再生医学研究所の中川誠人助教が「iPS細胞がつくる新しい医学」をテーマに講演した。

小菅教授は受賞講演のなかで、「忘却することで赦し合い、平和関係を築く」というヨーロッパ的だった戦前における国家間の平和関係構築から、第二次世界大戦後には世俗化・民主化・ナショナリズムの高まり・国際法の発展などの要因から、「平和関係は過去を忘れては築くことは出来ない」という価値観に移行している現状を説明した。
その上で戦後の価値観から生じた問題や日本の戦後和解をめぐる事例について触れ、未来の友好と共生を目指すために相互に高邁な妥協を追求していくという、新たな価値観の必要性を語った。そして今後の課題として、個人レベルでの和解をめぐる問題(記憶のつむぎなおし)について言及した。(CoPa・野中)

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